ダビングの品質にこだわります(その2)
【DVD、ブルーレイ作成ステージ】
最良の品質で取り込んだ映像データは、オプションでAI技術を使った高画質化処理を行なって、さらにきれいな映像にします。
映像データは、前後の無録画部分や不要な映像をカットします。
DVDやブルーレイの作成段階では、カット編集後の実質の映像時間に合わせて、最大品質のビットレートでエンコードしていきます。エンコードとは、DVDやブルーレイの規格で定められた形式に適応するように、動画を圧縮することです。
動画圧縮の画質にかかわる最大のパラメーターはビットレートです。この値が大きければ大きいほど、画質は高くなりますが、DVDやブルーレイの容量が決まっているので、そこに収まる最大のビットレートで圧縮することが必要です。
当センターでは、DVD1枚ごとに最大品質のビットレートを毎回計算して、エンコードを行っています。
エンコード終了後、実際のDVDやブルーレイメディアに、ライティングソフトを使って動画を書き込みます。ライティング時点では、書き込み後、必ず読み込みを行って、エラーがないか確認しています。
こうして、出来上がったDVDやブルーレイは、最後にプレーヤーやパソコンで、通常再生されるかの目視検査を全数行ったうえで、出荷しています。
それでも、まれにお届けしたDVDが再生できないといった苦情をお寄せいただくお客様もおられます。
当センターで使用する通常のDVDは、信頼性の高いメーカーのDVD-R(16倍速)を使用していますが、まれに、DVDプレーヤーの発売時期や相性などで、再生できないというクレームをお寄せいただくお客様もおられます。
このような場合、当センターでは、品質保証外ですが、無償で別の有名メーカーの8倍速DVD-Rを使って再作成してお届けしています。
このほかにも、当センターではDVDやブルーレイのレーベル面上にも無料でタイトルを印字しております。これにより、見たいビデオを適切に選ぶことができ、ビデオを整然と整理することができます。これもダビング品質の一環として考えています。
ダビングをご依頼いただいたビデオは、お客様にとっては宝物です。福岡ダビングセンターでは、宝物をお預かりしているということを常に意識し、できる限り最大の品質でDVDやブルーレイをお届けできるよう日夜努力しております。ダビングサービスを始めて20年以上、今のダビング品質は、その間のお客様と作り上げてきた当センターの財産です。これからもさらに品質向上に努力するとともに、その財産を現在のお客様にしっかり還元してまいります。